秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線(鷹巣〜角館)
改正鉄道敷設法別表にある「秋田県鷹ノ巣ヨリ阿仁合ヲ経テ角館ニ至ル鉄道」である。昭和9年12月10日に阿仁合線として鷹ノ巣〜米内沢間が開業したことに始まり、昭和10年11月15日阿仁前田まで、昭和11年9月25日に阿仁合まで延伸開業した。その後戦後になって昭和38年10月15日に阿仁合線が比立内まで延伸した。昭和46年11月1日に角館線として角館〜松葉間が開業し、残りの区間も建設が進められていたが、国鉄再建法施行により、角館線が第1次特定地方交通線に、阿仁合線が第2次特定地方交通線に指定された。そのため昭和59年に秋田内陸縦貫鉄道を設立し、昭和61年11月1日に阿仁合線、角館線が廃止され、それぞれ秋田内陸北線、秋田内陸南線として開業。平成元年4月1日に秋田内陸縦貫鉄道により比立内から松葉間が新規開通し、全通した。近年、自然災害の被害を受けることが多く、平成29年2月17日に小渕〜阿仁合駅間で発生した土砂災害の影響により、阿仁前田(現阿仁前田温泉)〜阿仁合駅間が不通、同年4月29日に阿仁前田〜阿仁合駅間が復旧し、全線で運行再開となった。令和4年8月13日には前日からの大雨により、米内沢〜前田南駅間で路肩崩落や土砂流入の被害が発生、鷹巣〜阿仁合駅間が運休同年12月12日に、鷹巣〜阿仁合駅間が復旧し、全線で運行再開。令和6年7月25日には夜からの大雨により、線路への線路への土砂流入やのり面崩落などの被害が発生、全線で運休となったが、同年7月30日比立内〜角館駅間で運行再開、同年8月5日に鷹巣〜阿仁合駅間運行再開、同年8月10日に阿仁合〜比立内駅間が復旧し、全線で運行を再開した。
鷹巣 | 西鷹巣 | 縄文小ヶ田 | 大野台 | 合川 |
上杉 | 米内沢 | 桂瀬 | 阿仁前田温泉 | 前田南 |
小渕 | 阿仁合 | 荒瀬 | 萱草 | 笑内 |
岩野目 | 比立内 | 奥阿仁 | 阿仁マタギ | 戸沢 |
上桧木内 | 左通 | 羽後中里 | 松葉 | 羽後長戸呂 |
八津 | 西明寺 | 羽後太田 | 角館 |
訪問日:平成15年、平成21年10月、令和6年8月