えちぜん鉄道勝山永平寺線

 えちぜん鉄道の前身は大正3年2月11日に新福井〜市荒川(現越前竹原駅)間が開業し、順次延伸された京都電燈越前電気鉄道線と昭和3年12月30日に福井口 〜芦原(現在のあわら湯のまち)間が開業し、順次延伸された三国芦原電鉄である。その後、昭和17年3月2日に解散する京都電燈の鉄軌道事業(京都電燈越前電気鉄道線)を継承するため京福電気鉄道福井支社が設立され、京福電気鉄道越前本線となった。昭和17年8月1日には三国芦原電鉄も京福電気鉄道に合併され、京福電気鉄道三国芦原線となった。また昭和19年12月1日には永平寺鉄道・丸岡鉄道を合併し、京福電鉄永平寺線、丸岡線となった。丸岡線は昭和43年7月11日に廃止となっている。平成4年には永平寺線の廃止を表明し、地元自治体は京福越前線活性化協議会を設立していた。そうした中で平成12年12月17日に京福電気鉄道越前本線(現 えちぜん鉄道勝山永平寺線)志比堺駅〜東古市駅間、平成13年6月24日保田駅〜発坂駅間で列車衝突事故がおこり、全線で営業休止となった。そのために収支が悪化し、京福電気鉄道は全線の廃止届を国土交通省に提出した。それに対して平成14年9月17日に第3セクターのえちぜん鉄道が設立され、存続することとなる。平成15年2月1日には京福電気鉄道から越前本線・三国芦原線の譲渡を受け、越前本線は勝山永平寺線と改称された。しかし、永平寺線は廃止とされた。平成15年7月20日には営業が再開され(区間再開)、8月10日に三国芦原線、10月19日に勝山永平寺線全線で営業を再開し、現在に至る。

福井 新福井 福井口 越前開発 越前新保
追分口 東藤島 越前島橋 観音町 松岡
志比堺 永平寺口 下志比 光明寺
越前野中 山王 越前竹原 小舟渡 保田
発坂 比島 勝山

訪問日:平成22年7月、令和4年8月