岳南電車(吉原駅〜岳南江尾駅)
昭和23年12月15日に 駿豆鉄道(現:伊豆箱根鉄道)が路線免許を取得し,同鉄道が資本金の約半分を出資して岳南鉄道を設立したことに始まる。昭和24年11月18日 岳南線の鈴川駅(現:吉原駅) 〜吉原本町駅間が開通し,鉄道事業を開始。昭和25年4月18日 : 吉原本町駅〜吉原駅(現・本吉原駅)間が開通。昭和26年12月20日には吉原駅〜岳南富士岡駅間が,続いて昭和28年1月20日に岳南富士岡駅〜岳南江尾駅間が開通し,全線が開通した。なお,昭和27年11月25日に日産前駅(現:ジヤトコ前駅) 〜身延線入山瀬駅までの路線の免許を取得するが着工することなく,昭和47年10月31日に免許失効となっている。昭和31年9月には駿豆鉄道系列から富士山麓電気鉄道(現:富士急行)系列に移る。平成24年3月17日に貨物の取り扱いを廃止することとなったため,岳南鉄道は,平成23年12月16日に富士市公共交通協議会に対して,貨物列車の運行の終了による採算の悪化から今後の運行継続が困難であるとの申し出を行った。これに対して,富士市は平成26年度までの公的支援を行うことを表明した。同年度以降については,総合的に判断するとされた。岳南鉄道はその後,平成25年4月1日より鉄道路線の運営を,子会社の岳南電車株式会社に移管している。
訪問日:令和元年5月