三陸鉄道リアス線(旧北リアス線)

 改正鉄道敷設法別表第6号に規定する久慈ヨリ小本ヲ経テ宮古ニ至ル鉄道であり、宮古〜田老は昭和47年2月27日に宮古線として、普代〜久慈は昭和50年7月20日に久慈線として開業した。しかし、国鉄再建法により既開業区間は第1次特定地方交通線に指定され、昭和56年に廃止が承認されてしまう。しかし岩手県などが中心になって設立した第三セクター三陸鉄道が宮古線、久慈線、工事中断された区間を合わせて引き受けることとなり、工事が再開された。そして昭和59年4月1日に宮古線・久慈線の三陸鉄道への転換と同時に開業し、同社の北リアス線として全通した。平成23年3月11日全線が東北地方太平洋沖地震による災害で不通となり、津波で島越駅が流出するなど大きな被害を受けた。しかし3月16日陸中野田〜久慈間が営業再開、同区間で復興支援列車の運転を開始したのに続き、3月20日には宮古〜田老間が営業再開。3月29日、 田老〜小本間も営業再開した。平成24年4月1日には田野畑〜 陸中野田間が営業再開、平成26年4月6日、小本〜田野畑間が営業再開し,北リアス線全線開通を果たした。平成31年3月23日に山田線の釜石〜宮古間がJR東日本から三陸鉄道へ移管され、移管区間・南リアス線を含めた久慈 - 盛間の路線名をリアス線に改称し、現在に至る。

久慈 陸中宇部 陸中野田 十府ヶ浦海岸 野田玉川
堀内 白井海岸 普代 田野畑 島越
岩泉小本 摂待 新田老(開業予定) 田老 佐羽根
一の渡 山口団地 宮古

訪問日:平成20年11月,平成26年4月(山口団地ほか),平成30年8月(久慈〜岩泉小本間)