筒石駅訪問 平成21年7月訪問

 筒石駅は大正元年12月16日信越線の駅として開業したが、糸魚川駅〜直江津駅間は、フォッサマグナの西縁部(糸魚川静岡構造線)の影響で地すべり災害が多く、昭和44年10月1日北陸本線の複線電化にあわせ現在地に移転した。電化・複線化の際、今までの単線ルートでは、地すべりや塩害の可能性、波浪等の影響、用地確保が困難などの理由から、山側をトンネルで抜ける経路が考えられた。そのため浦本トンネル、木浦トンネル、頸城トンネル、名立トンネルを建設することとなった。トンネルの工事及び電化複線工事は昭和41年3月に着工し、昭和44年9月29日に供用された。筒石駅舎は地上にあるが、ホームは全長11,353mの頸城トンネル内にある。トンネル内のホームは相対式となっているが、上りホームと下りホームはずれている。地上駅舎とトンネル内ホームを結ぶ階段は途中まではトンネル工事の際に使われた斜坑跡を使用している。ホームがトンネル内にあることから、危険防止のために駅員が24時間常駐している。

地上にある駅舎 集落から離れているため周囲は
特に何もない。
斜坑を利用したホームへ続く階段
直江津方面ホームと糸魚川方面
ホームとの分岐
直江津方面待合室と
待合室からみた階段
直江津方面ホーム
特急列車が高速で通過して
いきます。デジカメのスピード
ではついて行けません・・・
糸魚川方面1日1本のみ
金沢行きがあります。
糸魚川方面ホーム