JR七尾線(津幡〜和倉温泉駅)

 七尾線は、北陸線の一部として鉄道敷設法に盛り込まれたことにはじまる。しかし、北陸本線となる部分は第一期予定線に編入されたが、七尾線となる部分は編入されなかった。一方、明治30年に七尾港が特別輸出港の指定を受けた。この指定は一定量の輸出量を維持ができなければ取り消されるため、金沢など加賀地方からの貨物を集める目的で、七尾鉄道が設立され、明治31年に津幡仮停車場 - 矢田新(七尾港駅)間が開業した。明治40年9月1日には鉄道国有法によって国有化された。七尾から先は大正14年12月に和倉駅(現和倉温泉駅)が延伸したのを皮切りに部分開業を繰り返しながら昭和10年までに輪島駅までの全線が開通した。 平成3年9月1日には津幡駅〜和倉温泉駅間が電化されるとともに、和倉温泉〜輪島駅間がのと鉄道に経営移管された(同区間はJR西日本が第三種鉄道事業者となり、七尾駅〜輪島駅間はのと鉄道が第二種鉄道事業者となる)。なお、のと鉄道は平成13年4月1日に穴水駅〜輪島駅間が廃止(のと鉄道の第二種鉄道事業廃止。同時にJR西日本の第三種鉄道事業廃止)され、和倉温泉〜穴水駅間の営業となっている。令和6年1月1日におきた令和6年能登半島地震の影響で全区間が不通となったが、1月3日津幡〜高松駅間、1月15日高松駅〜羽咋駅間で運転再開された。1月22日羽咋〜七尾駅間、2月15日七尾〜和倉温泉駅間が運行再開し、全線で運行再開となった。

津幡  中津幡  本津幡  能瀬  宇野気  横山 
高松  免田  宝達  敷浪  南羽咋  羽咋 
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七尾 和倉温泉         

訪問日:令和元年8月