JR中央本線(岡谷〜塩尻間)
岡谷駅〜塩尻駅間は中央本線の敷設時,諏訪付近から名古屋までの路線を木曽谷と伊那谷どちらを通すか論争となり,木曽谷に線路を敷くことになった。しかし,伊那谷出身代議士の鉄道局長の伊藤大八氏が,塩尻峠をトンネルで抜けて塩尻へ向かう案を撤回させて伊那谷の入口である辰野を経由させた。この結果中央本線は辰野駅を経由する約27.2kmルートで開通した。そのためこの迂回部分は「大八廻り」とも呼ばれる。なお,昭和58年7月5日に塩嶺トンネルを抜けるみどり湖駅経由の短絡線が開通し,岡谷駅〜塩尻駅間が11.7kmに短縮された。どちらの線区も中央本線に属し,旧来の区間(辰野駅経由)は支線となって,現在に至っている。
新線(みどり湖経由)
旧線(辰野支線)
訪問日:平成25年6月