JR山田線(盛岡〜釜石)

盛岡〜陸中山田間は鉄道敷設法に規定された区間である。測量調査が行われたものの区界峠を越えるため予定線の検討は行われたが具体化しないままであった。原敬が首相となった大正9年に建設が決定され、大正12年10月10日に盛岡〜上米内間が開業。順次、昭和3年9月25日には区界まで、昭和5年10月31日松草まで、昭和6年10月31日平津戸まで、昭和8年11月30日陸中川井まで、昭和9年1月9日宮古まで、昭和10年11月17日陸中山田まで延伸開業した。陸中山田以南は、改正鉄道敷設法別表に規定する「岩手県山田ヨリ釜石ヲ経テ大船渡ニ至ル鉄道」の一部である。陸中山田から昭和11年11月10日岩手船越まで、昭和13年4月5日大槌まで、昭和14年9月17日釜石まで開業したが、釜石以南については戦後の建設、開業となり、現在は三陸鉄道南リアス線となっている。平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による津波により宮古〜釜石間は不通となったが、平成31年3月23日には三陸鉄道の一部として移管された。
(大志田・浅岸駅平成25年1月1日より冬期間全列車通過、平成28年3月26日廃止)
(平津戸駅令和4年3月12日より全列車通過、令和5年3月18日廃止)

盛岡 上盛岡 山岸 上米内 大志田(廃止)
浅岸(廃止) 区界 松草 平津戸(廃止) 川内
箱石 陸中川井 腹帯 茂市 蟇目
花原市 千徳 宮古 磯鶏 津軽石
豊間根 陸中山田 織笠 岩手船越 浪板海岸
吉里吉里 大槌 鵜住居 両石 釜石

訪問日:平成18年11月

平成30年8月再訪