JR留萌本線(深川〜増毛間)

 北海道鉄道敷設法第二条に規定する予定線の一つである石狩國雨龍原野ヨリ天塩國増毛ニ至ル鐵道として建設されたもので,明治43年11月23日に深川〜留萠(留萌)まで開通したのにはじまり,大正10年11月5日には増毛まで延伸し,全通し,現在に至る。平成27年8月10日にJR北海道は留萌市および増毛町に、特に利用者が少ない留萌駅〜増毛駅間16.7kmを平成28年度中に廃止することを留萌市長と増毛町長に伝達し,平成28年4月8日にはJR北海道は留萌駅〜増毛駅間の最終運行日を平成28年12月4日とする意向を増毛町に提案し,増毛町はそれを受け入れた。同月18日には留萌市も廃止に同意した。そして同月28日にJR北海道は留萌駅〜増毛駅間の鉄道事業廃止届を国土交通省に提出。この届け出の廃止予定日は届出書提出日の1年後の平成29年4月29日とされたが,同年6月9日に行った北海道運輸局による聴取の結果,廃止予定日の繰り上げが認められたため,同年6月28日に改めて廃止予定日繰上げの届け出が行われ,平成28年12月4日が最終運行日となり,翌5日が廃止となった。その後も令和4年7月21日にJR北海道は、石狩沼田〜留萌駅間を令和5年3月末で廃止し、深川〜石狩沼田駅間をその後地元負担なしで3年間存続させた上で、令和7年3月末に廃止する案を沿線4市町に提案。同年8月30日に沿線4市町がこの案を受け入れることで合意し、2段階での廃止が事実上決定した。廃止合意後の令和4年9月9日、JR北海道が国土交通大臣宛てに石狩沼田〜留萌駅間の鉄道事業廃止届を提出した。この届け出では、石狩沼田〜留萌駅間の廃止予定日は届出書提出日の1年後に当たる「2023年9月30日」とされていたが、北海道運輸局の聴取が同年11月11日に行われ、意見聴取後の同年12月1日に繰り上げが認められたため、同年12月9日に廃止日を合意通り「2023年4月1日」へ繰り上げる届け出が行われた。

深川 北一已 秩父別 北秩父別 石狩沼田

(廃止区間)

令和5年4月1日廃止

真布 恵比島 峠下 幌糠 藤山
大和田 留萌

平成28年12月5日廃止

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