富山地方鉄道立山線

 この路線は大正10年3月19日に五百石駅〜立山駅(現在の岩峅寺駅付近)間が開通したことに始まる。寺田駅〜五百石駅間は,本線の富山田地方駅〜上市口駅(現在の上市駅)間とともに富山電気鉄道の第一期事業として工事が始められた。昭和11年8月18日に立山駅を廃止して富山県営鉄道岩峅寺駅に乗り入れをした。その先の岩峅寺駅〜粟巣野駅(本宮駅〜立山駅間。現在廃止)間は常願寺川の治水と電源開発のために敷設したものである。大正10年4月25日に南富山駅〜上滝駅間が開業したのに始まり,大正12年には千垣駅まで,昭和12年には粟巣野駅まで延長された。粟巣野駅〜千寿ヶ原駅(現在の立山駅)間は,昭和30年7月1日に開業した。その後,昭和44年4月1日に五百石線が立山線に編入され,立山線稲荷町駅〜 南富山駅間を不二越線,南富山駅 〜岩峅寺駅間を上滝線として分離。寺田駅〜千寿ヶ原駅間が立山線となり,今日に至る。

 (←本線)
寺田
稚児塚  田添  五百石  榎町 
下段  釜ヶ淵  沢中山  岩峅寺
(←上滝線) 
横江 
千垣  有峰口  本宮  立山   

訪問日:平成26年8月